大阪市東淀川区の訪問看護ステーションリンクの我妻です。
1月21日より、宝塚大学看護学部3年生の在宅看護実習生が来ています。今回は実習期間が4日間で3組来られます。
今まで病院勤務の現役看護師さんが在宅の体験研修に来られたことはありましたが、看護学生さんは初の受け入れとなります。
当ステーションの一番若手で26歳ですが、それよりも若く我が娘より若い!
半世紀生きた私にとって若く希望に満ちたその姿は、それはそれは輝かしく見えるのです。
実習ということで期待とかなりの不安をもたれていると思います。
訪問看護を難しく考える必要はありません。
訪問看護を一言でいうと、「地域のお母さん」です。
医療知識がなく在宅療養の不安をあなたの医療知識で安心させてあげるのです。
在宅療養されている方は、たくさんの不安を抱えており、それを和らげてあげるのがお仕事です。
在宅では”我が家”という入院生活とは違う穏やかな時間があり、長年住み慣れた家は色んな意味で「力」になります。
利用者様やその家族が、普段生活の中で交わす何気ない会話や、笑顔、笑い声、ケアに使用する物品、環境等、病院や施設とは違い学生さんにとっては新鮮であったり驚きであったかもしれません。
看護とは「食べる」「排泄する」「寝る」という生きるために必須の人間の営みを支援し、利用者様の生きようとする力を支えることだと思います。
その人自身に向き合う事が、訪問看護師に求められると思います。
最初はみんな戸惑うことばかりで試行錯誤し、何でもこなせるベテラン看護師はいません。
私(かなり昔)のカリキュラムでは在宅看護はありませんでしたし、実習もそれはそれは厳しくて理不尽なことで怒られて涙したこともありました。
命を預かる職業ですから真剣なのはわかりますが、でも、厳しくしたからと言って即戦力が育つわけではありませんし・・・。
いかにその人に共感する能力と寄り添う心、それに近づけるように導いて行くことが大切だと思っています。
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